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ダンサー セルゲイ・ポルーニンの映画を観た

 

色んな事を感じたけれど

私が印象に残ったふたつの言葉

 

「お客さんに楽しんで欲しいんだ

   踊りからも、見た目からもね

   だから僕は身体を美しく鍛えるんだ」

 

「身体中が痛むんだ、けれどバレエを休むと身体中の筋肉が固まって動けなくなる」

 

一緒だ。と思った

私の周りには、歌うことが楽しいから毎日練習していいっていうのが嬉しくてたまらない

という人がいて

私は違うから、 ひどく悩んでいた

 

高2になったころから、練習すればするほど喉が痛むようになった

乾燥にも敏感になったし、お喋りをしすぎるとたちまち締め付けてくる喉

女の子の日には、ずっと首を絞められているような痛みが出るし 炎症が激しすぎて 歌うのが辛い

月の半分がそうだから、歌うことは半分苦しいことになっている

私は、練習が好きではない

自分の欠けていることと毎日向き合って、昨日より何も変わっていない自分がいると失望してしまう

 

もし 喉が壊れて歌えなくなる日が来たら

なんて考えたら

毎日が死に向かっているような気分になる

私も歌っていない日は、首も肋骨も肩も固まり正常な心を失ってしまうほどくるしくなる

 

でも、セルゲイもそうなんだなって映画を見て

勇気づけられた

身体的外傷ならぬ身体的内傷も感じる

 

プロになることは、楽ではない

ありきたりな言葉だけど

好きで来たこの道

歌うことは好きだ、苦しいけど好き

だから やらねば

 

今日、自分の師匠に

あなたは反復が足りないと言われた

私だったら出来ない箇所は100回は歌うわ

と言われた

 

喉痛くなるのに、、

そう思ってしまった

でもやらなければいけないのだと思う

 

先生はそうやってプロになったのだと教えて貰ったから

私も100。

 

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