素朴にある幸福

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6月になりました

 

「なんで そう歌うの?」 「なんで そんな声なの?」「なんで言葉を飛ばせないの?」

 

先生からのなんでなんでの嵐に合っていた

レッスンに区切りを付けなきゃと

 

5月終わりの2週間 毎日の練習をまるで稽古のようにストイックにして来た

 

今日のレッスンでは

先生からの指導を理解するまで聞き返す

ちがーーーーう!って言われても

何度も何度も聞き返して踏ん張った

 

そしたら先生からこんな話を聞かせて頂けた

 

外国人はね、自分の意見をとっても素直に言えるでしょ?

嬉しい!楽しい!美しい!可愛い!ブラボー!ショック!いやっ!だめ!

 

日本人は、自分の気持ちを内に秘めこむことが多い

 

それがね、歌に歌詞の美しさや感情が乗らない原因に繋がってる

 

外国人は感性がとっても優れているのよ

そこたら中に当たり前にあるたくさんのことに感動出来るの

 

例えば 日本のパンはすっごく美味しい

でもヨーロッパのパンはあんまり美味しくなくて

素朴でしょ

でも、そこにバターやジャムを塗って 自然の美しい公園や川沿いで食べたら幸福と美味しさが一緒になってとても幸せを感じられるの

 

そういうことだよ。

 

って

 

あ。って思った

こうやったら伝わるだろう、こうやったら良い声だろう、こうやったら高音が綺麗に出るだろう

 

そうゆうのじゃないんだなって

楽譜を読み込むって何ってずっと思ってたけど

日々の生活の中にあるものを言うだけなんだって

 

日々の中に沢山ある感動

分かってるつもりでいたけど、もっと繊細にもっと敏感になる必要があるんだ

 

まだよく分かっていない部分も多いと思うけど

今すごく胸が熱くなっている

 

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